去年の「アントレ・ステージに寄稿!」以来、このHPの「労務」に投稿させていただいています。中でもこの4度目の記事は結構赤裸々な「実務」を掲載させていただきました。要は法律もクソもない駆け引きということです。助成金をやる社労士が少ないのは、こんなところに問題があるでしょう。
但し労務問題というのは、はなはだファジーな世界です。なぜかというと、
○ ヒトを扱う仕事で、感情や心理に左右されやすい。
○ それを証言や文書で表現しようとすると誤解が混じりやすい。
助成金申請も例外ではありません。
こちらは真実を述べて真実を書いているのに、相手の感情次第、心理次第、ことによると政策次第では、真実を違うことに取り違えられる可能性が大きいということです。そのことをお上も知っているのでしょう。来年度の助成金の改正情報もボツボツ伝わってきますが、以下のようなものが作られるそうです。
緊急団塊世代雇用確保実現奨励金…個々の事業に出ない。「事業主団体」に出る助成金。
70歳モデル企業助成金…「募集型」助成金。この助成金のように、社労士の入る余地がない。
今後の助成金は、事業主の団体向け、あるいは「募集型」のように事業主に直接お上の担当者が付くというように、社労士の入る余地がなくなっていく傾向にあるでしょう。
要はヒトの問題をおカネで置き換える限界をお上も悟っているということでしょう。構造改革も政策次第ですが、この潮流は誰が総理になっても変わることはないでしょう。ヒトとはおカネで置き換えられるほど単純なシロモノではないのです。


