安倍内閣で最高潮に達し、福田内閣でややしぼみ気味といわれている独法改革の概要が発表されました。その中で「雇用保険宮殿」と言われた関西の「私のしごと館」も見直しの対象に上がっています。
以下のHPはこの私のしごと館をクサしたHPですが、保険料の浪費や、「お役人の仕事」という以外に、良いところは良いと認めています。
【ダメポ】私のしごと館
この施設の良いところと悪いところを整理すると…
○ 「キッザニア」を凌駕する施設の充実。多彩な職業体験ができる。
○ 遊びのみならず、教育施設として働き甲斐を覚えるための展示。
● 「お役人仕事」で無愛想な職員への異常な厚遇。
● アプローチの不便さ。利用者の都合を考えない開館時間。
といったところです。このことはどういうことを意味しているのでしょうか。
要は、「仕事や着想、施設は的外れではないが、ヒトの使い方が悪い」ということです。
がんばれ「しごと館」
以前こんな文章を書きましたが、同じ発想でも民間がやるとこれだけ華やかに、話題になるのに、お役所がやるとどうしてこうなるのか、という問題です。
お上というのはやってもやらなくてもおカネがもらえる組織です。しかし民間は会社のために成果を上げないとダメなのです。したがって経営者はあらゆる面から知恵を出して生き残りの道を探ります。
民間がしんどくて、お上が楽ということではありません。社保事務所の職員は罵詈雑言に耐えて、泊り掛けで働いてもやっぱり効率が悪いのです。サービスの方法は従業員レベル、さらには立地の選択は経営者レベルで、お上の発想でやることではないのです。
お上の良いところは、ある事業が軌道に乗るまで、採算を度外視できる構造にあります。明治時代の銀行を初めとする産業は、最初は官営工場から始まって、民間に体力がつくと払い下げられました。このしごと館の場合も、キッザニアという成功例があるのだから、民間に払い下げる時期だと思います。


