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NHKセーフティーネット・クライシス〜日本の社会保障が危ない〜
感動しました。但し評論家の評論や、悲惨な事態そのものについてではありません。
この論議は結局は2つの論議が平行線になって、まとまらずに終わります。
○ 可哀相なヒトは保護しなくてはならない。
○ 財政どうするの。増税?
この論議は延々と続きはっきり言って永遠の課題でしょう。議論するのは面白いですが、庶民が語るのは時間の埋め草と弁論術の強化にしかなりません。では何に感動したのでしょうか。
番組の最後にやっとのことで高校に進学した女性が、学級委員になって、大学進学を目指すというくだりです。詳しいプロセスを省きますが、その過程はかつて立志伝に載ったような大人物の軌跡に似てきているという点です。
昔の人物というのは知れば知るほど、紆余曲折、イロイロな障害を乗り越えて成長してきています。今日、そういう人物が官民上下挙げて減ってきているのは決して偶然ではありません。かく言う私も含めてかつて焼け跡から甦った先輩の遺産を食い潰している状態の人間が、ああだこうだと批評しているのに過ぎないのです。
しかしどうでしょうか。スポーツ観戦や本などを読んで批評家のような人生を送る人々が依然として多い中、今まさにテレビなぞ及びも付かないドラマの主人公になるヒトが多くなっているのです。
私はこういう人々が資格や学歴を超えて、来るべき時代の帝王になるのではないかと思います。歴史を見れば偉人に資格や学歴は余り関係がありません。しかし彼らの共通点は「障害を乗り越えて成長すること」なのです。崇高な使命も勉強も、資格も学歴もお金も、血のにじむような実践なくしては何の役にも立ちません。
逆に古今の英雄は実践のみで歴史に名を残してきたのです。番組の中での彼らは、離婚したりいじめに屈したりと、負けることもあります。しかしそれを覆すような価値を作り出すものすごいエネルギーが出るのではないかと感じます。「若い頃の苦労は買ってでもしろ」というコトバは含蓄のあるものなのです。


