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明治時代
駆け出しの頃の企業の悩みというのは、
○ 忙しくて目が回る。 ○ 採用しても人が定着しない。 ○ 資金繰りが大変。
などがありますが、実は日本の大きな転換点だった明治新政府も似たようなものでした。260年も続いた権力を倒して新しい国家を建てたのですから当然でした。
○ 忙しくて目が回る…実務のヒトがいなくて組織図は空席だらけ。
○ 採用しても人が定着しない…意見が通らなければすぐ辞職。反乱に立ち上がる。
○ 資金繰りが大変…何が何でも取り立てることから一揆や暴動が起こる。
駆出しの明治政府が転覆して別な政府に取り替えられる可能性は多々あったわけです。しかし明治政府の機構は基本的には今日まで3権分立も含めて引き継がれています。なぜでしょうか。
○ トップが実力者だった。若い上に政治能力があって取り立てられた者ばかりだった。
○ 反乱者も含め、人材をムダに殺さなかった。後継者が続々と育っていった。
特に注目したいのは「人材をムダに殺さない」ということです。
政治機構は1,000年も昔のを引っ張ってきたシロモノで、のっけから汚職や不正もありました。またすべてを独裁者が仕切っていたというのでもありません。すべては優れた人材の集まりだった、ということだったのです。
初代総理の伊藤博文は、閣僚にかつての反乱者や汚職の巨魁、自分を殺そうとした反対者まで入れて立憲政治の確立に努めました。これらの人材によって、日本はアジアの中で唯一近代国家を成立させることができ、戦争にも勝ち、独立を守ったのです。
会社はいかがでしょうか。会社を興そうと集まればその方たちは既に一流の志士です。問題はその後人材を見出しうるかということです。現在は反乱者まで入れる度量までは期待できませんが、今の起業時の会社はおとなしい人材に失望し、活発な人材にも失望しということが多いような気がします。


