新労社 事務所報

労務管理事務所 新労社―新宿駅最寄り、東京都渋谷区の社労士事務所です。ヒトとヒトとの関係がより良く幸せなものになるヒントをここでご紹介したいと思います。

慄然とする”花いちもんめ”

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花いちもんめ

「か〜ってうれしい花いちもんめ」
「まけ〜てくやしい花いちもんめ」
「あの子がほしい、あの子じゃわからん、相談しよう、そうしよう」
「き〜まった」「ジャンケンポン」

私も遠い昔に歌ったことがありますが、この童謡、日本が今よりはるかに貧しかった時代の人買いの問答を起源にするとは、最近知りました。はないちもんめの”はな”とは女の子、”いちもんめ”とは一匁という通貨単位のことだとするならば、現代社会では慄然とするような人身売買のシーンなのです。

童謡になるということは、かなり日常の光景で、なおかつ子どもたちにはショックの大きい事件だったでしょう。昨日まで一緒に遊んでいた隣の友達が、怪しげな男に連れられて突然ムラを去っていく、そんな出来事は子どもにある種の無常観を植え付けたでしょう。そしてそれを遊びにしてしまうのが子どもらしいところです。

給料をもらうことや、また私のような自営業が仕事をするのと、人身売買とはどう違うでしょう。
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死の村を変えた理念

岩手県和賀郡沢内村に学ぶ

乳児死亡率が日本一の、また老人の自殺の多い村が、深沢晟雄という1村長の理念と行動力で立ち直り、地域に明るさと元気さを取り戻したというハナシです。医療保険が整う前はどんな社会だったか、そして医療保険の貴重さが分かるハナシです。

私は当時に生きた人間ではありません。乳児死亡率が高い、というのは現在の発展途上国に見られるように想像できるのですが、老人の自殺がなぜ多いのかは分かりにくいのです。これは病気になって医療費がかかることを苦に「医者は呼んでくれるな」といって家族の負担を和らげるために自ら命を絶ったお年寄りが多かったのです。

病人を運ぶ雪の中を行く橇は同時に霊柩車でもありました。その状態を救った深沢村長の理念は民主主義でも、人間主義でもありませんでした。
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経営の国か?人情の国か?

<イチゴ農家>中国人実習生と雇用めぐりトラブル

「格差社会、ワーキング・プア」という流行語の周辺キーワードにもなっている中国人実習生の話です。安い工賃で長時間労働をする彼らは、明治時代の在米日本人のような扱いを受けています。この問題は最近出てきたものではなく、昔からあるのです。

その弊害は彼ら自身の低賃金・重労働という問題の他に、地域雇用や零細企業の仕事を奪うというところもあります。百年前にアメリカに進出した日本人が、低賃金・重労働で働いて、日本人移民排斥運動が起こったことは、太平洋戦争の遠因になりました。

こういう問題が戦争にならないためにはどうしたら良いでしょうか。クールな中国、アメリカと違い、わが国は背反した労務事情があります。

経営の国…経営がないと、会社が成り立たないよ。安い労賃は当然。
人情の国…家族的愛情を持ってヒトを見る。面倒は見るよ。

昔はどちらかというと、タテマエ経営の国、ホンネ人情の国でした。今はどうでしょう。
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”嫌タバコで解雇”のゆくえ

「分煙要求で不当解雇」 非喫煙男性、滝川の会社提訴 増進法施行後で全国初

このテのマスコミに取り上げられる解雇問題は、大抵が労働者の勝利に終わるものです。不当な会社と気の毒な労働者という図式で、それまた資本家の搾取だとヤリ玉に挙げられるのです。

しかし今回はちょっと風向きが違うようです。確かに健康増進法施行で、嫌煙権の増進がありました。しかしこの場合会社にも一理ある、とされるのは、

1、喫煙派が多数派。”温情”を持って解雇。
2、分煙対策には費用がかかる。

という2点です。いくら健康増進のためといっても、喫煙=何が何でも”不健康”という図式は正しいでしょうか。
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日雇い派遣体験記

グッドウィル:派遣労働者らは不安や怒り 事業停止命令に

お上のやったことは確かに正しいのですが、それで職にあぶれるヒトが増えるのは、政府としては都合が悪いでしょう。ワーキング・プアを撲滅し、年金・税金のこれまでのシステムを墨守したいというのが現政府の政策ですから。ただしグッドウィルという会社がなくなっても、日雇い派遣という仕事がなくなるわけではありません。

だから現在困るヒトが出ても、やっぱりこういう会社はつぶれた方が良いのです。私も今から5年前、社労士受験もう後がないという会社を辞めた無職の時期、この日雇い派遣で食いつなごうとした時期がありました。何と言っても自由な時間に働けます。それで勉強時間も捻出できるという読みです。

しかし現実はそう甘くありませんでした。
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